大学院の志望動機の固め方
志望動機でよく聞かれる質問は、「なぜ本大学院を志望したのですか?」という質問でしょう。
この質問は、学部生が内部進学する場合には聞かれることはないようですが、外部の大学院を受験する場合や、社会人が受験する場合には必ず聞かれます。
即答できるように、志望理由を練り上げておく必要があります。
採用者は、なぜ大学院への志望動機を聞くのか?
採用者は、あなたが大学院をどれだけ理解して応募してきているのか、チェックするためにこの質問をします。
つまり、大学院への進学意欲を確認し、合格を出したならば入学してくれる人かどうかを見極めようとしています。
本音と建前
志望動機の本音(本心)は、人によって様々です。
「夢を実現するため」、「スキルアップのため」、「学問を探求したい」などを理由に受験する人がいる一方で、「家から近いから」、「施設がきれいだから」、「就職率に有利だから」という理由で受験する人もいます。
前者であれば良いのですが、後者の場合、本音を伝えてしまうと、面接ではマイナス評価になってしまうことがありますから、それらしい志望理由(建前)を理由する必要があります。
そこで、面接用の志望動機を作成するために行うのが、大学院の研究です。
大学院研究
大学院を調査するには、つぎの項目をみるのが簡単です。
・経営理念
・経営方針
・歴史
・カリキュラムの内容
・規模(生徒数・教員数など)
・学生のバラエティ(学生の出身大学など)
・学生の質(学生の進路など)
・研究者の質(研究の実績など)
大学院のホームページをチェックする、大学院名で検索してホームページに載っていない情報をチェックする、実際に大学院で学んでいる人の話を聞くなどして、 これらの情報を集めましょう。
調べたものの中から、大学院の良いと思うポイントをピックアップしましょう。
大学院研究と志望理由の作成
上記のように、大学院の良いと思うポイントをピックアップしたら 、そのポイントを良いと思った理由を説明します。
たとえば、「自分のやりたい研究分野を専門とする教授がいる」、「他の大学院にない、○○○という内容の高度なカリキュラムが用意されてる」などと言えばよいでしょう。
なお、ピックアップするものは、できれば、大学院自身がアピールしている特徴、あるいは、大学院自身がアピールしているポイントではないが、他の大学院とは大きく違う特徴であることが望ましいです。
なぜなら、志望動機を説明することを通じて、大学院について、しっかりと調べている、理解しているという印象を与えられるからです。