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研究計画の立て方

自分の進めたい研究の予定(プロセス)が、研究計画です。

研究計画がしっかりしていないと、研究計画書を書くこともできません。

とくに面接は、研究計画の内容について聞かれることがありますので、研究計画をしっかり固める必要があります。

どうやって書き始めるか?

いきなり研究計画書をパソコンに向かって書き始めるのはよくありません。

まずは、現在考えている研究の流れを図に書いてみましょう。そうすると、問題点がでてくることに気付くはずです。 たとえば、「論理的な矛盾がある」、「実際に研究することが難しい」などです。

つぎに、研究テーマ自体が、人を引き付けるものかどうか、チェックしましょう。すでに結論が見えてしまっているものや、本を読むだけで結論が出るようなものはテーマに選ばないようにしましょう。

なお、テーマを選ぶときは、期限の有無に注意しましょう。例えば、極端な例ですが、法改正が予定されている法律について立てた研究計画は、法改正後には意味がなくなってしまいます。

そして、先行研究の調査を行い、先行研究に対して、自分の研究がやろうとしていることをはっきりさせます。

これらのことを行った上で、研究の計画を立てていきます。

手順としては、まず、テーマに対する切り口を考えます。たとえば、「報道規制」と「知る権利」との関係をテーマにするのであれば、「公共の福祉の制限」から問題を論じていくなどです。

論文の切り口が決定したら、研究手法を決めていきます。これは研究テーマの種類によって異なります。

研究手法には、大きく分類すると、理論の構築を試みる理論研究(帰納的)と、理論の実証を試みる実証研究(演繹的)とがあります。

また、時間的な観点から分類することもでき、中長期的な趨勢に着目する研究と、一時点に着目する研究とがあります。

さらに、ケース・スタディ、大規模サーベイなど、いろいろな方法があります。

研究手法の目安がついたら、その手法で正確かつ適切な数のデータがとれるか否かを検討します。例えば心理学で自閉症を研究テーマとしても、研究手法を患者本人からのアンケートによるデータ収集としてしまうと、アンケートに答えてくれる患者のみからのデータになってしまい、偏った傾向を有するデータばかりになってしまうことが予想されます。

さらに、統計解析を用いる場合には、取るべきデータの数を、解析方法の種類に合わせて適切な数にする必要がありますので、この点にも注意しなければなりません。

また、研究手法によっては、研究が論文の提出期限までに実現可能かどうかを判断することが困難になる場合があるので、慎重な検討が必要でしょう。

面白い研究テーマであっても、研究手法を適切なものとしないと、研究が途中で行き詰まったり、研究結果が説得性を欠くものになってしまうということです。

以上のようにして研究計画が出来上がっても、まだ安心はできません。

自分が十分と思っていても、第三者が見ると、不十分なところに気づく場合があるからです。

そこで、第三者に見てもらうのが良いでしょう。

できれば、希望する研究室の指導教員に見てもらうのがよいです。「そんなことできるのか?」と思う人もいるかもしれませんが、今では多くの教員や研究室でホームページを開設し、そのなかで連絡先などを開示していることも多いです。

そこで、希望する研究室の指導教員に、メールなどで研究室への進学を希望していることを伝えましょう。

そして、指導教員から許可が出たら研究計画書を送付して意見を求めたり、添削してもらったりしましょう。

なお、ゼミ訪問を受け付けている研究室もあるので、オープンキヤンパスなどを利用して指導教員と会うとよいでしょう。

指導教授とのコンタクトがうまくいくと、面接がうまく乗り切れるケースが多いようです。